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人事の知見を活かして成果の出るサイト制作を実現したい。データを基にファクトで考察した訴求力・資産性のあるクリエイティブを提供

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今回取材を行ったのはブランディング支援事業部 事業部長の樋田。バーテンダーやAI×HRプロダクトのプロダクトマネージャーなど、異色の経歴の持ち主だが、STARMINEではブランディング支援事業のトップとして活躍。新事業を立ち上げ、さらに発展させてきた樋田が注力している業務はどのような内容なのか。詳しく話を聞きました。

<Profile>
樋田 和正(とよだ かずまさ)/ブランディング支援事業部 事業部長
大学卒業後、バーテンダーを経てベンチャー企業に特化したエグゼクティブサーチファームへ入社。 RA/CAとしてCxO採用の支援とエグゼクティブプレイヤーへのキャリアコンサルティングに従事。同社でマーケティング管掌役員に就任し、Web×リアルを掛け合わせた集客戦略の立案と実行を責任者として推進する。 独立後はベンチャー・スタートアップを中心に外部役員として新規事業開発、プロダクトマネジメント、人事業務などの支援を行う。 2023年、STARMINE参画。

受け身の時代は終わり。採用活動でも積極的なブランディングが重要

――海外滞在中にSTARMINEにジョインされたと伺いましたが、本当ですか? 

そうですね。 海外で日系企業のコンサルティングや自身の事業立ち上げをしているとき、代表の宮川と出会いました。

面談を申し込んだところ、宮川が私の経歴に興味を持ってくれて、事業課題や経営戦略についての話をしてもらいました。

――宮川が興味を持ったのはどのような経験だったのでしょうか?

特に注目してもらったのは、採用におけるマーケティング・ブランディングの経験を有していた点でした。

当時のSTARMINEには、お客様の採用ブランディングを強化したいという想いがあったため、私の経歴を聞いて「適任者が現れた」と思ってくれたようです。

私自身が採用マーケティングに携わっていた2016年頃は、ダイレクトリクルーティングが盛り上がってきて企業の採用活動が受け身から能動的に変わっていく転換期のような時期でした。

そのため、私の前職であるエージェント企業のように外部から候補者を獲得してくる手法の場合、このままだと時代に取り残されてしまうのではという危機感を感じるようになったんです。その考えを当時の代表に伝えたところ共感してくださり、「マーケティングと兼務をして欲しい」と言われたんです。当時はRA/CAとして従事していたんですが、そこから約1年程度マーケティングと兼務し、そこからマーケティング専任者に。最終的には責任者となって事業を推進しました。

アウトプットで大切なのは採用の本質を捉えられているかどうか

――ブランディング支援とは、具体的にどのような支援を行っているのでしょうか?

STARMINEの場合は、採用における候補者との最初の接点である「認知」の創出や、興味関心を引き出すことで応募を獲得するための関係性構築支援を行っています。

具体的には、求職者や各業界動向、採用競合などのデータを分析し、今の時流に目を配せながら、「採用成功のためには何を・誰に・どのようにして届けるべきか、そのために重要な要素は何か」をお客様と伴走しながら探るといった動きになります。

アウトプットとしてはサイト制作や採用動画制作、SNS運用、採用資料作成など多岐にわたりますが、お客様毎に異なる採用成功の定義を見定めることと、成功から逆算した最も目的合理的な打ち手を見極めることが重要だと考えています。

これまでもお客様からクリエイティブ制作のご相談をいただいていたのですが、自社に制作機能がなかったことから外部の制作会社に依頼していました。

しかし、真に訴求力があり採用課題を解決できるクリエイティブの構築には、デザイン力はもちろんですが、採用・人事の知識を持った上でターゲットの立場で物事を考えインサイトを掘り下げることが不可欠だと再認識したため、ブランディング支援事業部を新設した現在はインソーシング化しています。

ーー制作をインソーシング化した今、お客様の反応など何か変化を感じるものはありますか?

ターゲット選定からコンテンツ設計までのコンセプトワークスキルや、それをアウトプットとして表現できるスキルを持つメンバーがいるので、以前よりもお客様へのコミットメントは高まっていると思います。

HRや人事経験のあるディレクターに加え、広告代理店や制作会社に勤めていたデザイナーやコピーライターが中心となってチームを構成しているからこそ、資産性のあるアウトプットを実現できるようになりました。

――樋田さんが目指すブランディング支援事業の在り方を教えてください。

ひとつは、お客様の採用における総合力を向上させることです。

人材の流動性が増すことで年々採用市場は苛烈化し人材採用の難易度は上がっています。そういった市場動向において、採用競争力がある企業の特徴に、これから関係性が始まろうとする候補者を対象とした「オペレーショナルエクセレンス(採用オペレーションの最適化)」とまだ関係が始まる前の候補者を対象とした「クリエイティブエクセレンス(採用ブランディングの最適化)」の掛け合わせが上手くいっているという特徴があります。
そのため私たちは、「総合力」の概念を持って採用活動に取り組んでくださるお客様の創出に努めていきたいと考えています。

もう一点は「クリエイティブ制作」ではなく「ブランディング構築」を目的、もしくはゴールに置くことです。

サイト制作をはじめとしたクリエイティブ制作は目を惹きやすく重要なものですが、より俯瞰的な視点でみると、これらは媒体活用などと同様あくまで打ち手のひとつに留まります。
最も重要かつクリティカルな施策は、「誰からどのような認知を獲得したいのか」を定義し、多面的かつ継続的な活動を行うことによって自社のブランドを構築していくことだと考えます。

私たちは最も組織に近い外部パートナーとして、私たちだからこそ寄り添える形があると信じて情理を大切にお客様に伴走してまいります。

より多くの業界支援を可能にしたい

――今年に入ってからはセールスマーケティング部も新設されましたよね。

そうですね、3月に立ち上げを行いました。

従来の案件獲得は、宮川の人脈を活かしたリファラルがメイン。ベンチャーやスタートアップ的なJカーブを描き、トップラインを増やしていくという方針があるなか、より多くの案件・人材を獲得しなければならない状況でした。この課題を解決するために立ち上げたのが、セールスマーケティング部です。

代理店へのテレアポ営業依頼やイベント・交流会への参加などに加えて、大学や介護福祉施設、美容クリニックなど既存顧客とは異なる業界に向けた商品設計を行うことで、さまざまな業界にリーチできるようにしました。

――人材獲得のためにはどんな取り組みを行ったんですか?

アライアンスを強化しパートナー制度を設けることで、お互いに必要な人材を補完し合うといった仕組みを構築しました。こちらは軌道に乗りはじめ、パートナー企業からの紹介は増えています。

理解をするための努力は絶対に怠らない

――ジョイン直後から事業立ち上げなど色々なことに取り組まれていますが、遂行する中で意識されていることはありますか? 

新たに仕組みや事業としての強みを構築しながらお客様のご支援を継続することに、想定以上の難しさを感じる部分もあります。

でも、信頼を寄せていただいたらそれ以上の成果を還元したいし、期待を上回りたい。

私はいつも「理解することを諦めない」ということを大切にしています。粘り強く長時間考えることで、お客様への解像度が上がり、複眼的・多面的な視点から実像を捉えることにもつながると考えているので、とにかく対象となる相手や物事としっかり向き合うことが、満足いただける成果を生み出すことの第一歩になると思っています。

ーー理解することを諦めない、とても重要なことですね。

あと、お客様から信用していただくためにはもちろんTips的なことも大切ですが、それと同じくらいスタンスも大切だと思うんです。

もちろん一番重要なのは成果を出すことですが、成果に至るまでのプロセスやスタンスも大事。だからこそ、コミュニケーションしている時間以外もお客様のことはいつも考えていたいですね。

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