採用未経験メンバーが中心の人事部が一新。半年間で採用基盤を作り上げるまでのヒストリー
今回は東京と京都にオフィスを構え、東証一部上場企業をはじめとする国内の有名企業をクライアントに抱える株式会社エフアイシーシー(以下、FICC)の取締役である戸塚様と人事の加田木様にお話を伺いました。 FICCは、10年以 […]
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支援実績
株式会社エナジャイズ
目次
今回は東京に本社を構え、クライアントの組織・人事課題を解決するオーダーメイド型コンサルティングファーム、株式会社エナジャイズの採用担当である村上様にお話を伺いました。
株式会社エナジャイズは企業理念であるWORK IS AWESOMEを自社で実現することはもちろん、そのマインドをもとに、クライアント企業の社員が「月曜日が待ち遠しい」と思えるような組織づくりを行っています。
STARMINEのコンサル後、Wantedlyから300人の反響を記録した運用方法や今後の事業展望を紹介していきます。
— STARMINEがコンサルティングに入る以前から、Wantedlyを導入されていたようですが、なぜWantedlyを利用されていたのですか?
エナジャイズではもともとエージェントサービスを利用して人材採用を行っていました。
しかし社内で、「エージェントに頼らず自社で採用活動をしよう」と方針の転換があったのが最初のきっかけですね。
それでちょうど2020年の夏頃から、Wantedlyを導入して採用活動を行うようになりました。
— Wantedly導入後、採用活動はどう変化しましたか?
正直Wantedlyを導入したものの、ストーリーの投稿頻度や記事の上位表示の狙い方など、運用方法自体に苦戦していたのが正直なところです。
もともと母集団形成に課題を抱えていたのですが、Wantedly導入後も思うように母集団を伸ばすことは難しかったです。
でもやはり、費用をかけてWantedlyを導入したわけですし、どうにか費用対効果を上げていかないといけないという気持ちもありました。
— ではSTARMINEへコンサルティングを依頼した背景として、母集団形成の課題を解決したいという思いがあったということでしょうか?
はい、そうですね。
今は約30人ほどの少数精鋭の編成ですが、今後の事業拡大や増員のため、Wantedlyの運用方法や、増員後も組織体制のクオリティをキープするための方法が必要だったので。
そこでSTARMINEの宮川さんがWantedlyの運用方法に詳しいということをお聞きし、最終的にSTARMINEにコンサルティングを依頼しました。
— 具体的にはSTARMINEからどのようなコンサルティングを受けましたか?
まずはWantedlyの運用方法の改善ですね。
どうすればエナジャイズの記事が上位に表示されるのか、ストーリーをどのように更新していくかなど、根本的なWantedlyの運用方法を一から見ていただきました。
あとは、1Dayで新卒入社社員向けの研修なども行っていただきましたね。
— つまりWantedlyの運用改善がメインのコンサルティング内容だと思いますが、その中でも特に依頼してよかったと思えるポイントは何でしょうか?
一番のポイントはWantedlyのアルゴリズムを教えていただいたことです。
コンサルティング以前はPV数が50件ほどだった記事が2000件まで増えたことには非常に驚いています。
結果的にウィークリーの人気記事にも載ることができたので、より多くの人にエナジャイズの存在を知ってもらえたのではないかと思います。
もともとエナジャイズはまだ知名度が高くなく、あまり知られていない会社のためPV数が伸び悩んでいました。
しかし、STARMINEに依頼をしてからは、多くの記事でPV数も安定して三桁をキープできるなど、徐々にWantedlyの運用がうまく回り始めました。
— PV数が50件から2000件となると、約40倍ほど伸びていると思いますが、具体的にはどのような運用方法をしたのですか?
まずはストーリーの投稿に力を入れました。
エナジャイズにどのようなメンバーがいるのか、WORK IS AWESOMEという理念を掲げ、どのようにコンサルティングをしているかなどを多くの人たちに知ってもらうことが狙いでしたね。
その際にただストーリーを更新するのではなく、アルゴリズム的にストーリーのシェアが重要ということを宮川さんから聞きました。
実際に社内にも協力を仰ぎ、一つのストーリーをなるべく多くのメンバーにシェアしてもらったところ、他のストーリーに比べ2倍近いPV数を記録することができました。ストーリーは現在でも安定して三桁ほどのPVを記録することができています。
— アルゴリズムを理解出来たのは大きいですね。その結果Wantedlyの運用がうまく回り始め、応募者などの反響も上がったということでしょうか?
はい。ストーリーを通して、エナジャイズのことを多くの人に知ってもらい、そこから募集ページを見てくれる人も増えたのではないかと思います。
— 社内メンバーが一丸となりストーリーのシェアをしてPV数を伸ばせたとのことでしたが、もともと社内的にも採用に関しては協力的な方でしたか?
実際のところ、どちらかというとそこまで協力的ではないのが正直なところです。
— では社内的に協力を仰ぐことも、やや苦戦を強いられたのでしょうか?
確かに、最初はうまく社内で連携が取れず、難しい部分もありました。
しかし、採用チームでうまく連携することで、社内で協力的になってくれる人も次第に増えました。
特に先ほどお話しした、ストーリーのPV数が2倍に伸びた後は、社内的にもストーリーのシェアの重要さが浸透し、以前よりも採用活動に対して積極的に協力してくれるメンバーも増えましたね。
やっぱり、一度成功実績が作れたことで、社内のメンバーにも戦略的なWantedlyの運用の大切さは伝わったと思います。
— Wantedlyで母集団形成がうまくいき、社内的にも雰囲気は変わったと思います。その他にSTARMINEのコンサルティングを通して得たものはありますか?
Wantedlyについて、母集団形成はもちろんですが、そもそもの媒体特性をよく理解しノウハウが積み重なったと思います。
実際に宮川さんにもプレイングに入ってもらい、Wantedlyの運用方法や特徴などを教わりました。ユーザーへの訴求方法やターゲティングはもちろんですが、先程話したようなアルゴリズムなどのシステム的な側面のノウハウも今では理解しています。
— Wantedlyのノウハウが蓄積された結果、他になにか変化はありましたか?
Wantedlyで様々なストーリーを投稿していますが、そのストーリーが蓄積されエナジャイズのブランディングにもプラスに作用しています。
ストーリーはエナジャイズが何をしているのか、どんなメンバーがいるのか、どのようなビジョンを掲げているのかなど、会社の内面的な部分の発信が多いんです。
そのため、記事を見た求職者が「エナジャイズはこんな会社なんだ」とイメージを持つことができると思います。
特に学生はなかなか企業のイメージを掴むことが難しいと思いますが、投稿したストーリーを通してエナジャイズがどんな会社なのかをブランディング通り伝えられているのではないでしょうか。
— 実際にSTARMINEのコンサルティングを受け、STARMINEに対してどのようなイメージを持っていますか?
担当の宮川さんを始め、クライアントに寄り添ったコンサルティングを行ってくれる会社だと思います。
新卒社員向けに1Day研修を行ってくれたり、実際に宮川さんが現場に入りマネジメントをしてくださることも多かったです。
報告・連絡などのコンタクトの回数も多く、デイリーの報告や週に1回のミーティングなど、常にプロジェクトを通して伴走してくれた印象です。
また、ミーティングでも常に現状の分析や課題点の発見、そこからどのように改善すべきかなど多くの提案もしてくださいました。そのため、プロジェクトをリードしてくれることはもちろん、フォロー体制なども含めて安心して支援をお願いできると思います。
— クライアントへ寄り添うことを重要視しているエナジャイズ様と似ている部分も多いですね。
そうですね。
それこそエナジャイズも、クライアントへシステム導入する際などシステムの選定や導入を行い、その後フォローをしないなんてことも無いですしね。
そういう点でいうと、STARMINEのコンサルティング体制はエナジャイズと共通するポイントが多いと思います。
— 他にはどのような部分で共通点を感じましたか?
クライアントへ寄り添うという点では、社員紹介記事を作成する際にインタビューをSTARMINEの猪川さんに行ってもらいましたが、その際も非常にフォロー体制が厚いコンサルティングだと思いました。
— 実際のインタビューはどのように進みましたか?
担当の猪川さんが非常に明るくポジティブな方で、インタビューを受けたエナジャイズのメンバーもそれに合わせて良い回答ができていた印象です。
普段であればひとこと、ふたことあたりで終わってしまうような質問も、いつもより積極的に受け答えしていました。
このように、エナジャイズのメンバーの良さを引き出してくれたり、取材後に「エナジャイズのメンバーは素敵な方ばかりですね」などと言ってくださるなど、クライアント目線で向き合ってくれるコンサルティングだと感じますね。
このあたりのクライアントファーストの考え方は、エナジャイズと非常に似ているかもしれません。
— 母集団の形成という課題は解決できたそうですが、次のフェーズに進むにあたり、現在はどのような課題を抱えていらっしゃいますか?
実際に採用者を出して増員することです。
以前は母集団形成のフェーズで課題がありましたが、STARMINEのおかげで母集団形成の課題は大きく改善できました。
しかし次に見えてきた課題として、実際に採用に繋げることが社内的にあがっています。
— つまり最終的に内定を出すまで進めていないということでしょうか?
はい、現状だとおっしゃるとおりです。
以前に比べて多くの求職者にリーチが出来て嬉しいのですが、一方でエナジャイズがほしいと思う人材と出会うことがあまりできていないのが現状です。
応募者は多くなるものの、内定を出せそうな人が少なく、最終的には選考途中でお断りをするなど、歩留まりが多いのが最近の課題です。
傾向として、新卒採用においては応募者のタイプが二極化していて、なかなか理想とする人材が少ないですね。
— STARMINEのコンサルティングを通して、様々な変化があったと思いますが、エナジャイズの現在の採用活動はどのように行っていますか?
最近では新卒内定者の方にWantedlyの編集をお願いしています。
編集を通し、どのようなコピーが求職者に刺さるか、画像はどのようなものがよりPV数を集められるかなど、多くのことを学べる機会だと思っています。
— 現在採用活動以外に、会社全体としてはどのようなことを行っていますか?
エナジャイズではクライアントの経営を総合的に支援しています。
先程もお話ししましたが、エナジャイズもSTARMINE同様クライアントに寄り添うコンサルティングが基本スタンスです。
さらに現在は少数精鋭の組織編成となるため、一人ひとりが一つのプロジェクトに対して質の高いソリューションを多く提供することが求められています。
— ではエナジャイズの今後の展望やビジョンについてお聞かせ下さい。
まずは組織の拡大です。
今後は人員を増やし、より大きな組織にしていこうというのが会社的な方針です。
現在は少人数であるため、カルチャーやビジョンの共有がうまくできており、一つの方向を向いてコンサルができています。
これはエナジャイズの強みだと思っているので、今後組織を拡大したとしても、この社風はキープしていきたいですね。
組織の拡大と風通しの良さやメンバー間の連携の両立は非常に大変なポイントだと思うので、このあたりも今後はSTARMINEに協力してほしいと思っています。
— それは新卒、中途どちらをメインに考えていますか?
基本的には新卒、中途の両軸で採用活動は継続していく予定です。
また、エナジャイズはまだまだこれから大きくなっていく会社であるため、成長とともに様々な制度も作られていくと思います。
そのため、これから一緒に組織を作っていけるような人、スキルがある人、もしくはスキルを得ることに貪欲な人からもっと興味を持ってもらえる会社にしていきたいですね。