人事部門立ち上げの成功を経て、新たな挑戦へ。コンサルタントとして深刻化する採用課題解決に挑みたい
今回取材を行ったのは、中途採用支援事業部の日下。日下は前職で人事部の立ち上げを経験し、採用の仕組みを構築してきました。また、仕組み化だけでなく、従業員のエンゲージメント向上を目的とした福利厚生の導入や、採用広報など、多岐 […]
目次
採用コンサルってクライアントとどのように関わっているのだろう?――
そのような疑問が解消されるようになっているのが今回の記事。
ただし、STARMINEのリレーションシップは少し特徴的です。
元クライアントとして採用活動を経験した森田へのインタビューを通して、その真相に迫ります。
<Profile>
森田 雄太(もりた ゆうた)
慶應大学・法学部を卒業後、1年半の勉強期間を経て大手監査法人に公認会計士として入社。
2023年、9年間勤めた同社を退社しSTARMINEにジョイン。
業務領域は幅広く、採用戦略の設計、会社の魅力抽出からの訴求ポイント・コンセプトの決定、母集団形成、求人媒体・エージェントの選定のほか、元会計士の経験を活かし予算設計などを行う。
――前職では会計監査、STARMINEは人事専門のコンサルと事業内容が異なると思いますが、STARMINEに合流したきっかけは何ですか?
一言で表わすならば、STARMINEの仕事に触れたことだと思います。
私が大学生のころは、社会全体にリーマンショックの影響が色濃く残っており、俗に言う就職氷河期でした。そんな時代に私は、難関企業へ入ることだけを目標に就活を開始。運よく希望する総合商社から内定をもらいました。
しかし、ふと思うわけです。「この会社でやりたいことができるのか?」「知名度で選んでいないか?」と。そこで改めて自己実現について考えます。自分を見つめ直し、内定を辞退。公認会計士を志すようになりました。
――なぜ公認会計士を選んだのですか?
私は学生のころ、国際弁護士を目指していた時期がありました。それは他者貢献度が高い仕事に就きたかったからです。公認会計士であれば、多くの企業の経済活動の発展に貢献できます。また、父親が会計士ということもあり、身近にある仕事だったというのも大きく影響しています。
約1年半の勉強期間を経て、公認会計士の資格を取得。そこで入社したのが総合コンサルファームである大手監査法人です。同社では、会計監査とコンサルに加え、採用人事にも従事していました。
――会計業務と採用人事ですか。あまり聞かない組み合わせですね
大企業ともなるとセクションや、それに紐づく役割も細分化されており、一般的には自分の専門分野のみに携わると思うんです。しかし、好奇心の強い私の場合は少し異例で、いろいろ挑戦させてもらいました。
そしてここでのSTARMINEとの出会いが私の人生を変えます。私が勤めはじめて8年目のころだったと思います。一通りの仕事を経験し、職階はマネージャーとなっていました。
STARMINEが、同社のコンサルとして採用プロジェクトに参画。採用活動を一緒にするなかで、採用コンサルの仕事と、STARMINEの能力に魅力を感じ、いつの間にか「この人たちと一緒に働きたい」となっていったんです。
――コンサルティングされる側から見てSTARMINEの魅力とはどんなところでしたか?
採用課題として多くの企業が直面するのが「母集団形成の難度」だと思うのですが、会計監査の場合は少し異なります。公認会計士の資格所有者が母集団なので、そういう意味での課題はいかに競合より多くの応募を獲得できるかになります。
ちなみにSTARMINEがコンサルに入る前の年は、1000名以上いる母集団のなかから私の勤める会社が採用できた人の数は約190名。同社は監査法人グループのなかではBIG4と称される大手ですが、そのなかでは最も少ない採用人数でした。
STARMINEは採用に関わる施策を上流から出口まで体系化し、私たちにフルコミットしてくれました。当時私はリクルーターの役割を担っていましたが、特に印象的だったのは、就職活動をする人の心理にアプローチしたコミュニケーションです。
――心理にアプローチしたコミュニケーションとは具体的にどのようなものですか?
身だしなみ、話し方、表情、話題に至るまで、求職者の心理に徹底的に寄り添うんです。
信頼関係を構築するためにもタイプによって父親的存在(父性)として接するべきか、母親的存在(母性)として関わるべきかなど、5日間をかけての研修で多くのメソッドを教わりました。また、リクルーターに限らず、就職活動をする人と関わる人物は、自社の魅力を的確に伝えられるようになるべきだと思うのですが、そこも徹底していました。
面接官やオンボーダー、経営陣など、できる限り多くの社員にヒアリングを行い、魅力を抽出。更に第3者であるSTARMINEの視点で絞り込み、解像度を高め、言語化し、採用活動グループに浸透させます。自社の魅力を語れるようになると、副次的に社員の会社への帰属意識も高まるんですね。そうなれば就職活動をしている人に対しても熱量を持って話ができるようになり、魅力がより伝わりやすくなります。
そのほか選考フローで求職者が離脱しないための仕組みづくりなども秀逸でした。
――研修が多くの効果をもたらしたんですね。その結果、どのくらい採用できるようになったのでしょうか?
翌年には採用人数が急増。約350名の社員を獲得しました。ちなみにこのとき私は、最も多くの採用実績を上げ、その身でSTARMINEのコンサル力を実感。「一緒に働きたい」という気持ちがより強まっていったんです。
――フルコミットという言葉がでましたが、正にその通りの印象を受けました。そこまで深く入り込む理由は何でしょう?
少しややこしくなるため、ここからはSTARMINEの立場で話をします。
ビジネスの関係に限って言えば、STARMINEはクライアントとのリレーションシップが特異です。コンサルファームには珍しく、継続的に関わっていくことはあまりしません。クライアント自らで課題を解決し、採用活動を成功させること、つまり自走できることが最終目的だからです。
そのため、ナレッジは出し惜しみせずほぼ全て共有しますし、レクチャーも時間をかけて実施。おおよそ3年間の契約期間で、自走してもらうことを目標としています。
――入念ですね。でも、自走してもらうのはかなり大変じゃないですか?
簡単なことではありませんが、それをやってのけるのが当社のコンサルタントたちです。
DeNA出身の宮川やYahoo!出身の多田、サイバーエージェント出身の大岩、IBM・Google出身の草深をはじめ、戦略コンサルティングから実行支援までの実務経験を豊富に持ち、人事における幅広い領域に対応できるプロフェッショナルな人材が多く在籍しています。
複数の専門領域を持つプロフェッショナル集団だからこそ、クライアントの多様なニーズに答え、更に「再現できるようになってもらう」というもう一段上のフェーズにも対応できるんです。
――STARMINEでの仕事の楽しさについて教えてください
実は、まだジョインして3ヶ月ほどなので、具体的な話は少ないのですが、労働幸福度はかつてないほど上がっています。周囲から見てもそのようで、私には妻がいるのですが、「家に帰ってくるときの表情が明るくなった」と言ってくれるんです。
その理由を考えてみると、一つは人生の一大イベントである就職において、求職者の意思決定に関われていること。そしてもう一つが、STARMINEのコンサルタントたちと働く喜びを共有できていることだと思います。
ここのメンバーは、全員、人のために何かをしたい人たちです。マインドが一緒だから向いている方向も同じ。困難があっても共通の目標に向かって突き進めるんです。
――今後チャレンジしたいことはありますか?
今後、やりたいことは、公認会計士の経験や知見を活かし「会計士×人事」という未知の領域にチャレンジしたいと考えています。
いま日本では、バックオフィスの優秀な人材が不足しており、付き合いのある経営者からは「スキルの高い経理が採用できない」というような声をよく聞きます。そこで注目しているのが、公認会計士に惜しくも合格できなかった人たち。公認会計士の試験は、勉強量がものを言うので、不合格だったからと言って能力が低いとは限りません。勉強時間が取れなかっただけで、素質は十分といった人が多くいます。
そういう人のファーストキャリアとして、自分のスキルを活かせる職場を提供できれば、良いマッチングになると思うんです。仕組みですか? まだ内緒です。
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